2006年10月24日 (火) | 編集 |
◇オクラホマ!◇
日時:2006年10月22日
場所:日生劇場
宝塚月組の作品だけど、専科の轟悠さんが主演男役で出演。
ポスターを見て明るいカウボーイのコメディタッチのミュージカルなのかなと思ったのだけど、実際に見たら結構後味悪い内容だった。
主人公(轟さん)のライバル(でも対等ではない)が霧矢大夢さんだったのだけど、えらい嫌われようで切なすぎ。
霧矢さん演じるジャッドはヒロイン(城咲あいさん)の農園で一人で働いているのだけど、病気になったときにヒロインに看病してもらったことで恋してしまう。
その後チャリティでヒロインの作った弁当がオークションにかけられ、主人公とジャッドで競い合うことになる。ジャッドは貯金を全額入札するが、主人公に阻まれて落札を逃すは、ヒロインに迫って仕事をクビにされるは、ヒロインと主人公が結婚するはで追い詰められてしまい、結局主人公の結婚に命懸けでケチをつけようとするが、死んでもヒロインのおばさん(越乃リュウさん)や集落の仲間に全力で阻まれて主人公たちの新婚旅行に支障が生じることもなく終わってしまう。うー切ない。
ちなみにジャッドがナイフで主人公を襲って揉み合いになり、自らナイフの上に倒れて死ぬことで、主人公に殺人の罪を着せようとしたのだけど、その件の裁判を本来は裁判所で行わなくてはならなかったのにおばさんが「(主人公とヒロインが)汽車の時間に間に合わなくなるから」とその場で即席裁判を提案するのだ。ああ、ジャッドの死は汽車にも負けてしまったのか(泣)。
主人公はジャッドの部屋にあったロープを見て「首を吊れる」とか「お前が死んだら(葬式で)いかに好かれていたかが分かるだろう」とか言ってジャッドを挑発しておきながら、死んだら「まことのジャッドを知ることなく死んでしまった」みたいな歌を歌い、「これでジャッドもうかばれた」と一曲歌ったんだからいいよね?って感じでしれっと新婚旅行に出発して幕が下りちゃうし。うわー、ジャッドの人生って一体。嫌われジャッドの一生(泣)。宝塚のあらすじに書かれたキャラ設定の「気難しい」だけじゃすまされない何かが潜んでいる気がする。被差別者だったのでは…?
この作品だと、農夫とカウボーイの対立がちょっとあったくらいで、ジャッドが負の部分を一人で担当しているから大変な役だったんじゃないかと。一人で異端。そして排除されてしまう。霧矢さんけっこう好きなんで、「あー面白かった」と言えない…。ハッピーエンドでよかったね!という内容じゃないよなぁ。もともとのミュージカルもこんな感じなんですかね。解説だと「陽気で明るいカウボーイ」のミュージカルなんだよな。宝塚はフィナーレでレビューがあるのがまだ救いがあるけど。予想とかなり違ったのでもにょもにょしました。
轟さんは上手くて安心して見られたのだけど、キャラとしてはジャッドに葬式シミュレーションをするのって主人公としてどうなの?と思った。
ヒロインは個人的にはもっと小柄な人にやってほしかったなぁ。轟さんや霧矢さんと身長差がもうちょっとあった方がバランスが良かったんじゃないかと。
ほかの出演者については、行商人役の研ルイスさんがいい味出してた。以前見たときはまだピッチピチの新人さんだったんだけど、今では中堅どころでおいしい役を担当してるのを見て、感慨深いものが。
あと一色瑠加さんもナイスおやじ。「スラップスティック」でこの人はすごいと思ったんだけど、暫く見ない間に磨きがかかっていた。
なんといってもおばさん役の越乃リュウさんがかなり活躍していた。徹底した主人公びいきで雇っているジャッドには冷酷だったけど(泣)。個人的にかつての同期の大樹さんでこの役をやってるところを見たかったな。ジャッドへの当たり方もまた違ってたかもしれないし。
越乃さんはおばさんも上手かったけど、フィナーレのレビューでのダンスシーンが超格好よかった。髪がちょっと長めで乱れてるところなんて特に。
日時:2006年10月22日
場所:日生劇場
宝塚月組の作品だけど、専科の轟悠さんが主演男役で出演。
ポスターを見て明るいカウボーイのコメディタッチのミュージカルなのかなと思ったのだけど、実際に見たら結構後味悪い内容だった。
主人公(轟さん)のライバル(でも対等ではない)が霧矢大夢さんだったのだけど、えらい嫌われようで切なすぎ。
霧矢さん演じるジャッドはヒロイン(城咲あいさん)の農園で一人で働いているのだけど、病気になったときにヒロインに看病してもらったことで恋してしまう。
その後チャリティでヒロインの作った弁当がオークションにかけられ、主人公とジャッドで競い合うことになる。ジャッドは貯金を全額入札するが、主人公に阻まれて落札を逃すは、ヒロインに迫って仕事をクビにされるは、ヒロインと主人公が結婚するはで追い詰められてしまい、結局主人公の結婚に命懸けでケチをつけようとするが、死んでもヒロインのおばさん(越乃リュウさん)や集落の仲間に全力で阻まれて主人公たちの新婚旅行に支障が生じることもなく終わってしまう。うー切ない。
ちなみにジャッドがナイフで主人公を襲って揉み合いになり、自らナイフの上に倒れて死ぬことで、主人公に殺人の罪を着せようとしたのだけど、その件の裁判を本来は裁判所で行わなくてはならなかったのにおばさんが「(主人公とヒロインが)汽車の時間に間に合わなくなるから」とその場で即席裁判を提案するのだ。ああ、ジャッドの死は汽車にも負けてしまったのか(泣)。
主人公はジャッドの部屋にあったロープを見て「首を吊れる」とか「お前が死んだら(葬式で)いかに好かれていたかが分かるだろう」とか言ってジャッドを挑発しておきながら、死んだら「まことのジャッドを知ることなく死んでしまった」みたいな歌を歌い、「これでジャッドもうかばれた」と一曲歌ったんだからいいよね?って感じでしれっと新婚旅行に出発して幕が下りちゃうし。うわー、ジャッドの人生って一体。嫌われジャッドの一生(泣)。宝塚のあらすじに書かれたキャラ設定の「気難しい」だけじゃすまされない何かが潜んでいる気がする。被差別者だったのでは…?
この作品だと、農夫とカウボーイの対立がちょっとあったくらいで、ジャッドが負の部分を一人で担当しているから大変な役だったんじゃないかと。一人で異端。そして排除されてしまう。霧矢さんけっこう好きなんで、「あー面白かった」と言えない…。ハッピーエンドでよかったね!という内容じゃないよなぁ。もともとのミュージカルもこんな感じなんですかね。解説だと「陽気で明るいカウボーイ」のミュージカルなんだよな。宝塚はフィナーレでレビューがあるのがまだ救いがあるけど。予想とかなり違ったのでもにょもにょしました。
轟さんは上手くて安心して見られたのだけど、キャラとしてはジャッドに葬式シミュレーションをするのって主人公としてどうなの?と思った。
ヒロインは個人的にはもっと小柄な人にやってほしかったなぁ。轟さんや霧矢さんと身長差がもうちょっとあった方がバランスが良かったんじゃないかと。
ほかの出演者については、行商人役の研ルイスさんがいい味出してた。以前見たときはまだピッチピチの新人さんだったんだけど、今では中堅どころでおいしい役を担当してるのを見て、感慨深いものが。
あと一色瑠加さんもナイスおやじ。「スラップスティック」でこの人はすごいと思ったんだけど、暫く見ない間に磨きがかかっていた。
なんといってもおばさん役の越乃リュウさんがかなり活躍していた。徹底した主人公びいきで雇っているジャッドには冷酷だったけど(泣)。個人的にかつての同期の大樹さんでこの役をやってるところを見たかったな。ジャッドへの当たり方もまた違ってたかもしれないし。
越乃さんはおばさんも上手かったけど、フィナーレのレビューでのダンスシーンが超格好よかった。髪がちょっと長めで乱れてるところなんて特に。
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