特撮でおなじみの成田亨氏の造形芸術を中心に展示。三鷹駅からコンコースですぐ建物に入れた。
以前世田谷美術館や岡本太郎美術館でやっていたウルトラマン展で見かけたものもあったけど、怪獣の決定稿や成田氏の作ったレジン製のウルトラマン像、アクリル画、立体、ほかにも高山良策氏や後続の怪獣造形作家の作品があったりして、内容は濃かった。
展示によると、ゴモラの頭部って黒田長政の兜をもとにしてデザインされたらしい。そう言われてもすぐに黒田長政の兜が思い出せない。あとで飾り兜の本で探してみないと。
他にもゼットンが西洋の甲冑をもとにしてデザインされているとのこと。あーなんとなく面影があるかも。
ウルトラマンのデザインは成田氏によるものなのだけど、カラータイマーの設定は気に入らなかったそうで、成田氏が描くアクリル画やレジン製の彫像のウルトラマンにはカラータイマーがないのが興味深かった。意地でも付けないぞって感じで。と、いうことは制限時間なしってことなんですかね。
ウルトラセブンのデザインについては、中の人が6.5頭身でがっちり体型だったため、上半身に飾りを集中させて複雑化させることで体形をごまかしたとのこと。
そうなると今期から始まる新しいウルトラセブンって、顔が小さい割に上半身がマッチョな造りなんで、ごまかすどころか強調してるんですが。じゃあ成田氏の意図に反してるってことだな。飾りを肩に持ってきた意味がないじゃん…。
高山良策氏の作品で、宇宙猿人ゴリとラーの操り人形が展示してあったのだけど、よーく見ると服の縫い目が見えないように作ってあったのがすばらしい。こんなに凝った衣装が自分に作れるかというと作れないな…。造形だけでなく布の扱いまでしっかり作れるとは。
高山氏の場合は特撮関係よりは創作の作品が多かった。ちょっと残念。
売店ではウルトラ兄弟を中心としたポストカードが全部完売になっていてショックだった。まだ最終日までけっこうあるのに…。残念だ。追加はないのかしら。
以前のウルトラマン展の図録では成田氏や高山氏の作品はほとんど載ってなかったので、今回の図録は豪華な内容で嬉しくて即購入。しかもオールカラーで高山氏の作品も載ってるし(手作りのフィギュアがこっちで展示されてれば載ったんだろうなぁ)。これで2000円はお買い得だと思うので、特撮ファンはオススメです。